堺チアリーディングクラブMARINEが、最高の経験を積んだ。初の海外遠征で国際試合・タイランドオープンに出場。自由演技競技(12-15歳部門)で優勝を飾った。年明けの全日本中学選手権(1月25~26日)で日本一を目指すチームの「今」を追いました。
微笑みの国で得た経験
寒さが増してきた日本から常夏のタイへ。
関西国際空港から出発したのは11月22日の夜。
堺MARINEの挑戦-。
それは、海外では初の国際試合で結果を出すとともに、日本では得られない経験を積むこと。
16人のメンバーのほとんどが、日本を出ることすら初めてだった。
マットの上だけでなく、慣れない環境や食事。
“ほほ笑みの国”とも呼ばれるタイで、何を得ることができたのだろう。
帰国してすぐ、堺市にある練習場を訪ねた。
キャプテンの高松咲太朗(中3)は、こう振り返ってくれた。
「日本なら『頑張れ~』という声援ですけど、海外ではお祭りみたいな雰囲気でした。『キャー』っていう、叫んでいるような声がずっと響いていました。そんな中で、みんながいつもよりいい表情でやることができた」
副キャプテンの老松和香(中3)も、大きな刺激を受けて帰ってきた。
「(会場に)入った瞬間の空気感が日本とは全然違っていてビックリしました。海外でしか得ることができない体験をさせてもらった」
ノーミスの演技ではなかった。
ミスをしても、最後まで笑顔でやり通すことの大切さを学んだ。
この経験はきっと、悲願の日本一を目指す1月の全日本中学選手権に生きるだろう。
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