南海電気鉄道が、関西空港と関西圏のホテル間での手荷物配送サービスの導入を検討していることが2日、分かった。訪日客の大型スーツケースによる車両内の混雑緩和が課題となる中、鉄道会社が主体となって配送事業に乗り出す。岡嶋信行社長がインタビューで明らかにした。
導入時期は未定だが、岡嶋氏は「2025年大阪・関西万博は一つのターゲットだ」と述べ、会期中の開始に意欲を見せた。
空港からの手荷物配送サービスは航空会社や運送会社が手がけているが、鉄道会社が運営するのは珍しい。トラック運転手が不足する中、列車の空きスペースを活用すれば優位性がある。
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