大阪・泉佐野保健所管内の医療機関から、麻しん(はしか)の発生届がありました。
11月12日に「はしか」と確認されたのは30代男性で、主な症状は発熱や発疹、鼻汁など。症状が出はじめたのは11月7日だといい、男性はその翌日、関西国際空港から海外渡航しました。
大阪府は、男性の行動履歴を確認し、そのうち感染性のある期間に利用して、不特定多数と接触した可能性のある場所を公開しました。以下はその一部です。
◆11月8日
午後0時~午後1時
南海電鉄新今宮駅ー関西空港駅
◆同日午後1時~午後3時すぎ
関西国際空港第1ターミナル「サクララウンジ」を利用
◆同日午後3時半前~
ベトナム航空VN335便 関空ーハノイ
◆12日午前~午前7時前
ベトナム航空VN326便 ホーチミンー関空
◆同日午前7時~11時 関西空港第1ターミナル
府は、該当日時に施設を利用して、12月3日までに発熱や発疹など、麻しんを疑う症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡して受診するよう呼びかけています。
その際は、マスクを着用し、公共交通機関の利用は避けるよう推奨しています。
《はしか風邪のような症状のあと、高熱と発疹》
大阪府では、今回の1件を加えて、今年9件目のはしかの報告となります。(去年は1年間で5件。2019年は1年間で149件)
大阪府は以下のような注意・対応を呼びかけています。
・感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪の様な症状が現れます。
・2日から3日間ほど熱が続いたあと、39℃以上の高熱と発疹が出現すると言われています。
・感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。
・麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談してください。
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