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【堺市】新金岡地区活性化検討支援で契約(日刊建産速報社)

 堺市は、公的賃貸住宅の建替え等によって段階的に創出される活用地の活性化推進策の資料作成等を支援するため、「新金岡地区活性化検討支援業務」を契約金額1430万円で日本インシークと契約した。

 内容は▼現状整理=①現在の新金岡地区及びその周辺における動向や発注者と各地権者との協議状況を踏まえ、プランで示す方向性の実現に向けて必要な条件や課題等を整理②地区内の公共施設・公的賃貸住宅・活用地等について、配色や表現を工夫し、分かりやすい位置図を作成▼魅力的な都市空間の形成と活性化の実現に向けた方策の検討支援=①プランで示す「北西エリア」「大泉緑道エリア」「北中央エリア」「駅周辺エリア」の各エリアについて、活性化の実現に向けた方策をプランのロードマップにおけるスケジュールに応じて検討②導入機能の配置・事業スキーム・民間施設も含めた土地利用などについて、各公的賃貸住宅等の事業動向・発注者と各地権者との協議状況・地域住民の意見等を踏まえ、また、地区全体のバランスや機能導入後の経年変化を考慮して検討③魅力向上に向けた公園や緑のネットワークの活用方策、新金岡駅から金岡公園や大泉緑地へのアクセス改善などについて検討④複数の民間事業者にサウンディング等を行い、市民や事業者のニーズ等を把握・分析したうえで、民間事業者参画の実現可能性のあるものを検討⑤検討方策についてのメリット・デメリット等を整理したうえで、複数案検討(「北西エリア」は11月末までに概ね作成)▼事業手法の検討支援=都市機能の再編に向けた整備手法や都市計画制度を活用した規制緩和なども含め、各地権者との協議状況を踏まえた具体的な事業手法を検討。なお、各地権者との協議状況や、隣接した用地との一体的な活用が検討できるケースなど、活用地の状況を考慮したうえで、土地売却手法での条件設定、市街地開発事業、民間活力導入によるソフト・ハード事業、協定や覚書の締結等、様々想定される手法について、国の制度等を活用することも視野に入れながら、最適な事業手法を検討▼検討及び協議等に伴う資料作成の支援=各地権者や地域住民等に対する協議資料・図面を作成▼都市計画決定に向けた資料作成の支援=「北西エリア」の活性化や利便性向上に資する複合機能の施設誘導を図るため、地区計画の方針や地区整備方針等について、25年度での地区計画の都市計画決定に向けた検討を行い、都市計画素案、計画書案、審議会報告資料、関連資料、計画図を作成▼イメージパース図の作成。履行期間26年3月31日まで。業務対象地域はは北区新金岡町1~5の地区面積約138ha。

日刊建産速報社

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