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【堺市】宝くじ「7億当選」と嘘 手数料名目で電子マネーだまし取る 容疑で男女逮捕 大阪府警(産経新聞)

 宝くじの当選金の受け取りに振込手数料が必要などと虚偽の説明をし、電子マネーをだまし取ったとして、大阪府警堺署は7日、詐欺の疑いで、東京都杉並区和泉の会社経営、千藤嘉大容疑者(36)と栃木県足利市末広町の無職、川島玲奈容疑者(26)を逮捕した。いずれも容疑を否認している。

同署によると、被害者は堺市堺区に住む会社員の60代男性。昨年秋、男性はSNS上で「宝くじ事務局」を名乗るアカウントから「7億円が当選した」と連絡を受けた。さらに、当選金の受け取りに手数料が必要だと説明され、少なくとも4万4千円以上のプリペイドカード式の電子マネーを購入。事務局のアカウントにカード番号を伝えた。しかし、当選金が振り込まれず、不審に思って昨年12月に府警に相談、事件が発覚した。

同署が電子マネーが売買されているサイトに照会したところ、男性がだまし取られたものと同じ電子マネーが落札された記録を発見。落札代金の振込先などから両容疑者の関与が浮上した。川島容疑者は約4千枚のプリペイドカードの出品に関与したとみられ、余罪もあるとみて調べている。

2人の逮捕容疑は、共謀し、昨年11月下旬、宝くじの当選金の振込手数料などと偽って電子マネーの利用権をだまし取ったとしている。

警察庁によると、昨年1年間で、同様の詐欺事件は全国で3370件発生。被害額は、前年の倍以上の21億5千万円に上っており、警戒を強めている。

産経新聞

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