大阪府の泉州地域の課題解決に向けて、堺市や岸和田市など泉州の9市町と、さまざまなアイデアや技術を持つ企業とのビジネスマッチングイベントが24日、大阪市で開かれた。企業の力を借り、観光振興や交流人口拡大などを図る狙いがある。
三井住友銀行と、大阪府市の共同部局「大阪都市計画局」などが主催。9市町の担当者がそれぞれの自治体の現状と課題について説明し、企業関係者ら約170人が耳を傾けた。説明後、関心を持った企業との個別マッチングが行われた。
堺市は「観光による地域活性化」▽岸和田市は「岸和田城の新たな価値創出と周辺エリアの活性化」▽田尻町は「農業や漁業を生かした観光まちづくり」▽熊取町は「所有者に寄り添う空き家対策」－をそれぞれテーマに挙げた。
和泉市は「小学校跡地の利活用 人口減少地域の活性化」をテーマに説明。若い世帯の流入や住民の交流促進などにつながる小学校跡地の活用策を求め、市の担当者が「制約の多い敷地だが、みなさんのノウハウとアイデアを寄せてほしい」と訴えた。（井上浩平）
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