【和歌山】大阪府泉南市から岩出市を結ぶ「根来街道」周辺の観光情報と、寺院を巡る御朱印帳がセットになった「たび帳」が人気だ。作製した地元の振興協議会は増刷を決め、昨年末から新たに配布を始めた。
根来街道は、泉南市信達から岩出市根来まで続く約17キロの古道。「根来街道を巡る『たび帳』」は、岩出市や泉南市、那賀振興局などが加盟する「根来街道グリーンツーリズム振興協議会」が作製し、11月下旬から岩出、泉南両市で無料配布している。全カラー36ページ。両市8寺社の御朱印帳と、周辺観光地の情報が紹介されている。
同協議会が「これまで知らなかった場所の発見や、地元の人との出会いにつながれば」と、1年かけて完成させた。初版1千部がほぼなくなったため、新たに500部を増刷し再び配布することにした。
岩出市産業振興課の担当者は、「御朱印帳と観光情報が一緒になったものは見たことがないと喜ばれた。予想外の人気でうれしい」と話す。ただ、たび帳の配布数に比べ、実際に御朱印集めをする人は少ないという。同課はより多くの人に街道周辺を回ってもらえるよう期待している。
岩出市内のたび帳配布は根来寺、大宮神社、上岩出神社、旧県議会議事堂、道の駅根来さくらの里、市役所(1月6日から配布)で。
この記事へのトラックバックはありません。