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【堺市】未来の博士育成ラボラトリー 高専実験プログラムを開催(大阪公立大学)

未来の博士育成ラボラトリーは、堺市教育委員会と連携した中学生を対象とする科学教育事業で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代科学者育成プログラム」採択事業として2012年7月に活動を開始しました。2023年度には公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の次世代理系人材育成プログラム助成事業に採択され、「総合知で持続可能な未来社会を創る高度人材育成プログラム」として活動を続けています。 

2024年12月14日(土)には、大阪公立大学工業高等専門学校 実験プログラムが実施されました。当日は、大阪公立大学工業高等専門学校 西岡副校長による学校紹介の後、未来の博士育成ラボラトリーと堺サイエンスクラブの受講生は「ロボット&プログラミングに挑戦しよう!」と「1日研究者を体験!未来に残すきれいな水製造装置をつくろう」の2つの実験テーマに分かれ実験を楽しみました。

ロボット&プログラミングに挑戦しよう!

主担当講師:野田 達夫准教授

ロボットとプログラミングをテーマに、①機械学習とScratchによるシューティングゲーム製作、②プログラミングによるロボットアームの操縦体験、③太陽電池で動くロボットの組み立て、④レゴロボットでライントレースに挑戦 といった4つの講座を実施しました。
いずれの講座も有志団体FARADに所属する現役の高専生が講師を務め、実験方法や動作原理を学びました。各講座では、「ゲームをもっと面白くするには?」「コースをもっと早く走り抜けるには?」といった課題が参加者へ投げかけられ、高専生との対話を通じて楽しみながら取り組むことができました。

FARAD(大阪公立大高専 電気分析化学研究室)

1日研究者を体験!未来に残すきれいな水製造装置をつくろう

主担当講師:平林 大介教授

このテーマでは、参加した児童・生徒が泥水をきれいにする装置を限られた資材を用いて作製し、その清澄度を競うコンペを実施しました。
未来の研究者を目指す上での答えのない課題に対し、参加者はチームワークを活かして取り組みました。各グループは「水をきれいにする」という共通の目標を掲げ、身近にある限られた資材を組み合わせて試行錯誤を重ねました。初めは困難だった課題に対し、徐々に成果を上げるグループも現れました。
知識を生かすことの重要性を知り、実社会における課題に挑戦する研究の第一歩となる経験をすることができました。

この他、大阪公立大学理系女子大学院生チーム「IRIS(アイリス)」によるワークショップや、「サイエンスキャッスル2024大阪・関西大会」、「中谷財団成果発表会」への参加など、様々な活動を実施しました。

各活動の詳細は以下のページをご覧ください。
活動情報 IRIS(アイリス)とまなぶ!わくわく科学実験室(未来の博士育成ラボラトリー)
活動情報 「サイエンスキャッスル2024大阪・関西大会」において研究成果を発表(未来の博士育成ラボラトリー)
活動情報 「中谷財団 2024年度 科学教育振興助成 成果発表会」に参加、研究成果を発表(未来の博士育成ラボラトリー)

未来の博士育成ラボラトリーについて

事業の概要や過去の活動情報は未来の博士育成ラボラトリーWebサイトをご覧ください。
事業の目的・概要(未来の博士育成ラボラトリー)
活動情報(未来の博士育成ラボラトリート)

大阪公立大学

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