堺市は8年前、子育てと介護が重なる「ダブルケア」の相談を受ける全国初の専用窓口を設けた。ワンストップ型支援の先駆けになった「堺モデル」は、行政の存在価値を問われたある調査結果がきっかけだ。
堺市は市内に七つの区役所を抱え、それまで介護支援中心だった各区役所の包括支援センターに「ダブルケア相談窓口」を設ける。
相談員にはケアマネジャー(介護支援専門員)や看護師のほか、子育て支援に精通する保健師も配置。異なる分野の専門職が悩みをすくい上げ、市の担当課などとも連携して支援につなげる仕組みになっている。
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