大手電機メーカーのシャープは、テレビ向けの大型液晶パネルを生産していた大阪 堺市の工場の土地や建物の一部をソフトバンクにおよそ1000億円で売却することを決めました。
発表によりますとシャープは、市況の低迷による業績の悪化などでことし8月に生産を停止した大阪 堺市のテレビ向け大型液晶パネルの工場について、敷地のおよそ6割にあたる45万平方メートルをソフトバンクに売却することを決めました。
土地や建物の売却額は、およそ1000億円に上るということです。
ソフトバンクは、AI=人工知能向けの大規模なデータセンターの建設を検討していて、早ければ今年度中にも契約を結びたいとしています。
堺市の工場をめぐっては、KDDIとの間でも土地や建物の一部を売却し、AI向けのデータセンターを稼働させることで基本合意していて、シャープでは資産の売却などを進め経営の立て直しをはかりたいとしています。
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