関西国際、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートが11日発表した令和6年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期に比べて約3・3倍の169億円だった。中間期としては新型コロナウイルス感染拡大前の元年に次ぐ過去2番目の水準。インバウンド(訪日外国人観光客)の増加が寄与し、国際線では外国人旅客数が過去最高を記録した。
売上高に当たる営業収益は38%増の1180億円。着陸料や施設使用料が中心の航空事業の収入は27%増の473億円で、空港内の直営免税店などの売り上げを含む非航空事業の収入は5年12月に開業した新商業エリアが貢献し、47%増の706億円だった。
山谷佳之社長は大阪市で開いた記者会見で「コロナが始まってから4年半かかったが、2025年大阪・関西万博開催前の段階で完全復活できた」と述べた。
関西国際空港の国際線と国内線を合わせた旅客数は前年同期比29%増の1534万人、うち外国人旅客数は947万人。大阪空港の旅客数は2%増の753万人だった。神戸空港は5%増の182万人で、中間期として過去最高を更新した。
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