シャープは9日、堺工場跡地(堺市)での生成人工知能(AI)向けデータセンター構築について、KDDIと2025年度中の本格稼働を目指すことで合意したと発表した。土地や建物、電源設備をKDDIに譲渡し、25年3月末までにデータセンターへの転換工事に着手する。
AIシステム受託開発のデータセクションや米サーバー大手スーパー・マイクロ・コンピューターを含め、4社で進めてきた協議は終了する。
跡地活用を巡っては、今年6月にKDDIなどとデータセンター構築に向けた協議を始めることが発表されていた。シャープは「スーパー・マイクロやデータセクションとも引き続き連携していく」としている。
8月に生産を停止した液晶の大型パネル工場については、ソフトバンクと大規模なAIデータセンターの構築を目指し、協議が進められている。
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