女性から性的関係を巡る訴訟を起こされ、和解した大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)は6日、市役所で記者会見を開き、女性との不倫関係を認めて謝罪した。辞職については改めて否定した。
永野氏は記者会見で、女性とは2020年頃から約1年間、不倫関係にあったとし、「極めて不適切で、反省している」と述べた。
女性の代理人弁護士によると、女性は性的関係を強要されたなどとして、永野氏を大阪地裁に提訴。今年11月、永野氏が解決金500万円を支払うことなどで和解した。地裁は和解調書で、「(永野氏は)優越的な立場にあった」と指摘していた。
永野氏は「(女性とは)対等な関係にあると思っていた」と説明。「やったことが法に触れるということはない」と述べた。
所属する地域政党・大阪維新の会は、永野氏を離党勧告処分としており、説明責任が果たされない場合は除名処分に切り替える方針。吉村洋文代表(大阪府知事)は6日、記者団に「日曜(8日)までに判断する」と述べた。
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