関西国際空港のターミナルで旅客数の回復に合わせ、不要になったスーツケースの放置や廃棄の件数が再び増加に転じている。回収の際に危険物でないことを確認する必要があり、検査に最長約20分と手間がかかり、廃棄費用の負担も生じる。関空の担当者は「絶対に捨てないでほしい」と強調し、旅客を対象にスーツケースを引き取るリユースサービスの利用を呼びかけている。
「ハイキ」とカタカナで書いた紙を貼り、廃棄を依頼するスーツケースがターミナル2階ロビーのごみ箱のそばに置かれていた。ファスナーが閉じられ、中身は見えない。
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