岸和田市は、地蔵浜町の浜工業公園(都市公園及び港湾緑地)について、公募設置等管理制度(Park―PFI)等を活用し、民間事業者による収益施設の整備・運営・維持管理により賑わいの創出と良好な環境維持に寄与するよう市場性の有無や利活用の可能性を調査し、今後の事業計画等に反映するためサウンディング型市場調査を実施、その調査結果を公表した。今後はサウンディング参加者からの提案や要望等をもとに、浜工業公園における利活用について引き続き検討を行い、公園の賑わい創出と良好な環境維持に向けて事業計画等の検討をしていく。
浜工業公園は、年間62万人以上が来園する地区公園。市域臨海部に位置し、球技広場、テニスコート、トレーニング室や会議室等を備えた臨海会館などの有料施設のほか、大きな芝生広場などを有し、年間を通じて多くの市民が利用されている。同公園は都市公園部と港湾法に基づく港湾緑地が一体となった約17万㎡の広さがあり、都市公園法(公募設置等管理制度(Park―PFI))及び港湾法(港湾環境整備計画制度(みなと緑地PPP))を活用し、民間事業者による収益施設の整備、運営、維持管理により賑わいの創出と良好な環境維持に寄与するよう市場性の有無や利活用の可能性を調査し、今後の事業計画等に反映するためサウンディング型市場調査を行った。
調査対象地は、南部大阪都市計画公園「浜工業公園」(住区基幹公園・地区公園)、同市地蔵浜町の対象(供用)面積約17万2000㎡(都市公園及び港湾緑地。用途地域準工業地域(建ぺい率60%/容積率200%)。
調査参加団体は事前説明会2者、ヒアリング3者。調査結果は▽事業手法=公募設置等管理制度(Park―PFI)、港湾環境整備計画制度(みなと緑地PPP)、指定管理者制度(提案型、PMO型等)などの事業手法に関する提案。また、施設整備を伴う場合は20年以上の事業期間が望ましいとの意見▽浜工業公園の活用イメージや賑わいの創出に寄与するアイデアなど=人工芝サッカー場、屋根付きテニスコート、3×3バスケット場、スケートボードなどアーバンスポーツ等のスポーツ施設の整備・改修により、利用者の増加や各種大会の実施等の可能性がある。また、ドッグラン、キッチンカー出店、道路からの視認性を高めることやネーミングライツ等についての意見▽本市への要望・条件など=トイレの老朽化対策や、防球ネット、公園灯など公園施設の改修、ナイター設備の設置、駐車場及びBBQコーナーの有料化の可否等についての意見▽その他の提案・意見など=高速道路インターチェンジから近く、また幹線道路に面していることから、車でのアクセスが良好な点がメリット。施設整備にかかる市の費用負担や補助制度など。
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