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【堺市】支援の死角解消を 片目失った女児の父らが要望、国は実態把握へ(毎日新聞)

 片目を失った娘は障害者じゃないのですか――。わずか1歳で右目を摘出し、義眼になった女の子がいる。現在の基準では、片目の失明は障害者とは認定されないが、実際には日常生活での困難は付きまとう。「障害者と認められることで、将来の選択肢を少しでも増やしてあげたい」。父親の思いは国に届くのか。

小児がんで右目摘出

 堺市南区の安達知彦さん(37)の長女、由芽ちゃん(3)は1歳の時に目の奥の網膜に生じる小児がん・網膜芽細胞腫と診断された。抗がん剤治療を始め、髪の毛が抜けるなどの副作用に耐えながら小さい体で闘病生活を続けた。

 半年ほどがたったころ、医師からこのままでは転移の危険性があると指摘された。幼い子を守るために告げられたのが、右目の摘出だった。命には代えられない。安達さん夫婦は手術を決意した。1歳の冬に由芽ちゃんは右目を摘出し、義眼をはめるための手術も施した。「頑張ったねという気持ちと、目を残してあげられなかったという申し訳なさで複雑な気持ちでした」

 手術は無事に終わったが、思いがけない壁が待っていた。生活に不自由をきたす我が子に公的支援を期待したが、現行制度では片目失明者は障害者と認められない。

 厚生労働省によると、片目失明者については、医学的知見などが少ないため…

毎日新聞

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