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【泉南市】都市公園等管理運営プラン 遊具整備など実施(日刊建産速報社)

 泉南市は、公園の利用状況や公園施設等の現状把握を行い、効果的・効率的に管理運営を進めるための計画となる「泉南市都市公園等管理運営プラン」を策定した。りんくう南浜公園や農業公園花咲きファームなどの遊具整備などを行う。

 同市内には、都市公園、児童公園、その他公園を合わせて151か所の公園がある。しかしながら、多くの公園は高度経済成長期の昭和30~40年代における急激な人口増加に伴い開設されており、人口減少や少子高齢化に伴い、求められるニーズが異なったものとなっている。本計画は公園の利用状況や公園施設等の現状把握を行い、効果的・効率的に管理運営を進めるために策定した。

 同計画は、計画期間が24~33年度の10年間とし、必要に応じて計画の修正・見直しを行う。対象公園は泉南市が管理する都市公園(街区公園、近隣公園、総合公園)、児童遊園、開発公園、農業公園を本プランの対象とする。目指すべき公園の未来と基本方針は①みんなで支える公園(維持管理)②みんながつながる公園(活用促進)③みんなのお気に入りとなる公園(整備)。

 そのうち、みんなのお気に入りとなる公園(整備)では▽民間活力の導入による再整備=Park―PFIなどの制度を活用し、民間事業者等のアイデアやノウハウの導入を検討することで、魅力的な公園の整備を目指す。特に利用者が多いと考えられる公園での導入を優先的に検討していく。①りんくう南浜公園=子どもが安心していきいき遊べる公園〈親子連れの方や小学生の利用者にとって、安心・安全に利用することができるように、清掃などの維持管理を徹底しつつ、休憩スペースや幼児向け遊具などの親子連れのニーズに適した施設の拡充を検討する〉②俵池公園=スポーツを通じた多世代の交流拠点となる公園〈子どもから高齢者まで様々な年代の方が俵池公園で運動を楽しんでいることから、スポーツを共通言語として地域の交流の場となるような公園を目指す。また、トイレのより一層の維持管理や休憩施設などの拡充などを行うことで、より快適にスポーツを楽しむことができるようにする〉③農業公園花咲きファーム=すべての市民に愛され自然に親しめる公園〈花咲きファームは同市において自然と触れ合うことのできる貴重な公園となっていることから、世代や住んでいる場所を問わず、自然を通じて楽しめる公園となることを目指す。また、子どもの多様な遊びの機会を提供するとともに、遊具等多目的利用の整備も検討する〉▽公園機能の見直し=公園の機能が現在の利用者や地域のニーズに適しているのか見直し、必要に応じて新たな機能を持たせる(例=子どもが多い地域の公園にインクルーシブ遊具の設置、 防災設備が少ない地域の公園に防災設備の設置)▽公園の統廃合=公園配置の適正化を図るため、既存公園については利用状況や地域の話し合い等をを踏まえて統廃合を検討する。なお、廃統合のために新たな公園の用地が必要となる場合は、公共施設跡地等を検討する。統廃合後の公園跡地については地域のニーズを反映しながら有効活用する。

日刊建産速報社

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