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燃えたまま川に落ちた少女 堺空襲で見た光景、語り継ぐのは若い世代(朝日新聞)

 「見たらいかん」。そう言って幼い自分をくるんだ父のマントの隙間から、焼夷(しょうい)弾が少女の頭に当たるのが見えた。防空ずきんが燃え上がったまま少女は何歩か歩き、近くの川に落ちていった。

敗戦、流した涙の意味

 1945年7月10日未明、大量の焼夷弾が投下され、1860人が亡くなった第4次堺空襲。6歳だった中谷孝子さん(86)が、市街地にあった自宅でサイレンの音に気づいた時にはもう、周辺は火の海だった。自宅の敷地に祖父が営む線香の製造会社があり、使っていた重油に引火したようだ。

 8人家族のうち、父は陸軍の部隊に徴兵され、祖父は消防団長として外に出ていて、自宅には祖母と母、姉、弟2人と自分の6人がいた。

 防空壕(ごう)へ避難に向か…

朝日新聞

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