和歌山県白浜町で飼育されていたジャイアントパンダ4頭が、関西空港から中国に向けて出発しました。(取材・報告=加藤沙織 記者)
私がいるのは、関西空港の「展望ホール」で、1時間ほど前まで、多くのファンが最後の見送りに訪れていました。
和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育されていた4頭のジャイアントパンダは、午前11時すぎ、関西空港に到着しました。
園によりますと、パンダはケージのなかで少し落ち着かない様子だったということですが、健康状態に問題はないということです。そして午後3時40分ごろ、飼育員らに見送られながら、チャーター便で中国に向かいました。
飛行機を一目見ようと多くのファンが駆け付け、パンダとの最後の別れを惜しんでいました。
「離陸した時に走馬灯のように色々思い出がよみがえってきました」
「本当に遠くへ行っちゃうんだなってしみじみ感じながら、今までの感謝『ありがとう』。幸せに元気で長生きしてほしいって」
4頭のパンダは、中国・四川省にある繁殖研究施設に向かう予定で、今後、パンダが見られるのは東京の上野動物園だけになります。以上、関西空港からお伝えしました。
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