堺市は、供用から60年以上が経つ「金岡公園」について、一部施設の老朽化や市民ニーズの多様化、新金岡地区の活性化推進など金岡公園を取りまく環境の変化に伴い、民間の活力を生かした公園全体の再整備を計画している。8月に再整備基本計画案を作成し、9月から事業者ヒアリングなどによる事業手法の検討を開始、10~11月に同計画案パブリックコメントを実施、26年1月に同計画を策定する。26年度に再整備事業者を公募し、27年度から事業着手となる。
金岡公園は、北区長曽根町の運動公園17・71haで59年に供用開始され、陸上競技場、野球場、テニスコート、屋外レジャープール、体育館、健康遊具等の施設を有し、競技スポーツから健康運動まで対応できる公園として、多くの市民に利用されている。しかし、供用開始後60年以上が経過し、施設の老朽化、特にプール施設は老朽化が著しく24年度から閉鎖、市民から早期リニューアルを求められており、市民ニーズの多様化、新金岡地区の活性化推進など、金岡公園を取巻く環境の変化に伴い、公園の再整備が必要な状況にある。
このような変化に対応し、金岡公園を市民が気軽に利用できる魅力的なスポーツパークにするため、プールのリニューアルは新たな賑わい創出や市民ニーズへの対応、市民の健康運動習慣の定着等の観点を踏まえ、体育館や陸上競技場・テニスコート等のスポーツ施設は既存施設を最大限活用する方法を検討し施設利用者、民間事業者及び市民のニーズを把握した上で、再整備方針を設定、体育館をはじめとするスポーツ施設を含めた将来の金岡公園のあるべき姿を検討し、再整備基本計画を策定する。
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