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LCCのピーチ、7月からグラハン業務を自社で 関西国際空港国内線(日本経済新聞)

ANAホールディングス(HD)傘下の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)は24日、関西国際空港国内線の地上業務を担う「グランドハンドリング(グラハン)」の一部を7月1日から自社で手がけると発表した。4月に直接雇用した約40人を配置し、旅客ターミナル内でチェックイン業務などに従事させる。

これまでグラハン業務を委託していたANAHD子会社から切り替える。運賃の安さを強みとするLCCにとってグラハン業務を内製すると負担が重くなるが、窓口でのサービス向上や現場の業務に精通した人材育成などに必要だと判断した。今後は国際線や就航する国内の他の空港での業務も自社で取り組むことを視野に入れる。

グラハンを担当する人材を安定して確保したい狙いもある。新型コロナウイルス流行期に離職が相次いだが、空港利用の回復ペースに追いつかず、近年は人手不足が深刻化している。国土交通省によると、2024年10月の都市部4空港(成田・羽田・中部・関空)の旅客ハンドリング部門で働く人員は19年3月比で93%にとどまる。

日本経済新聞

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