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【堺市】仁徳天皇陵の副葬品確認で想像もふくらむ聖帝との関わり(産経新聞)

仁徳天皇は「民のかまど」の伝承で知られる。高台から見渡すと炊煙がどこからも上がっておらず「民は窮乏している」と税と労役を免除した。宮殿は雨漏りするほど荒れたが、3年後に炊煙がいたるところから立ち上るのを見て喜んだと伝わる。

▶この聖帝の皇后、石之日売命(いはのひめのみこと)はやきもちやきだったことでも知られ、新たな妃の噂が立つと足をばたつかせて嫉妬し、宮中に入れなかったとされる。古事記には聖帝とヒメたちの伝承が記され、その人間味ある姿が描かれている。

▶堺市や国学院大などは、宮内庁が「仁徳天皇陵」として管理する大山古墳(同市)の副葬品として金メッキの鞘(さや)に入った鉄製ナイフ「金銅装刀子(こんどうそうとうす)」や甲冑(かっちゅう)の破片を確認したと発表した。古墳の被葬者に諸説あるといわれることはさておき、聖帝と副葬品の関わりやゆかりなどに想像を膨らませてみたくなる。

産経新聞

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