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【貝塚市】元中学教員が始めた農業の「部活」 まちなか農地を気軽に集える場に(朝日新聞)

 5月下旬、大阪府貝塚市の住宅街の中にある約100平方メートルの水田。「手で土をならしながら植えてね」との声がとぶ。

 1列にならんで苗を植えていく人たちの後ろで、子どもたちが泥の中を走り回っていた。

 2人の子どもと参加した市内の30代の女性は「私も楽しかった。農家とつながることがあまりなかったので、こういう機会はありがたい」と笑顔を見せた。

 田植えをしたのは稲作を体験する「米米クラブ」の「部員」たち。仕掛け人は、おばんざい屋と体験農園を展開する株式会社「MALU」を経営する縣(あがた)紀子さん(38)だ。会社の名前は、好きな図形の「まる」と、平和や木陰を意味するハワイの言葉に由来する。

ポテトや大豆も…まずは楽しく通えるか

 市内の農家出身の縣さんは中学校の数学教師として8年間勤めた後、東京でパンと泉州の野菜を販売する店を経営するなどした。

朝日新聞

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