大阪府の南泉州地域の4市町と府が、将来のまちづくりや行政サービスのあり方を考える「泉州南未来像研究会」を設立した。12日の初回会議では、3市1町の「未来予測」などが示された。
研究会に加わっているのは、府と泉佐野市、泉南市、阪南市、熊取町。同地域では以前から、事務レベルによる「泉州南広域連携勉強会」があり、「首長同士でも議論の場を」と研究会を立ち上げたという。岬町と田尻町は参加しなかった。
会議には各市町長と府市町村局長が出席。3市1町の人口が2050年には20年に比べて約7万1千人減り、高齢化率が42・1%になること、公共施設の老朽化も進むことが示された。事務の共同化といった行政運営、公共施設のあり方などについての部会をつくり、調査検討することを決めた。
府内では南河内地域の5市町村と府による「南河内基礎自治機能充実強化協議会」が5月に発足し、市町村合併も選択肢の一つとして地域の将来のあり方を議論している。
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