サッカー日本代表は、6月10日に大阪で行われるワールドカップアジア最終予選の最終戦、インドネシア戦に向けて、現地で調整を開始し、代表戦デビューを目指す、18歳の佐藤龍之介選手が出場に意欲をみせました。
すでにワールドカップ出場を決めている日本は5日、アウェーで行われた第9戦でオーストラリアに今回の最終予選で初黒星を喫し、10日の最終戦はホームで世界ランキング123位のインドネシアと対戦します。
チームは7日から大阪 堺市のグラウンドで調整を開始しました。
初日は2000人余りのファンが集まり、キャプテンの遠藤航選手をはじめとした主力組のほか、最年少18歳の佐藤選手や22歳の三戸舜介選手など代表初選出の若手たちもミニゲームなどで1時間余り汗を流しました。
練習後には最年長の38歳、長友佑都選手がサインの求めに応じ、ファンと交流しました。
佐藤選手は「テレビで見る選手ばかりで最初は緊張していたが、ボールを触って練習したら結構やれると感じた。インドネシア戦で出場することがあれば必ず自分のよさを出して全力でプレーしたい」と意気込みを述べました。
一方、オーストラリア戦に出場したディフェンダーの町田浩樹選手と渡辺剛選手はけがのためチームを離れました。
平河悠「もっと大胆にプレーしたい」
5日のオーストラリア戦で代表戦デビューを果たし、フル出場した平河悠選手は「オーストラリア戦では、自分の強みである、ドリブルからチャンスを生み出す部分などある程度、特長を出すことができたが負けて『勝ち点0』だったので、改善しなければならないことがあると思う。インドネシア戦では個人としてはもっと大胆にプレーしたいし、チームとしてもよりよい準備をしたい」と話していました。
長友佑都「応援してくれる人たちのために勝利届けたい」
チーム最年長、38歳の長友佑都選手は「オーストラリア戦の負けはもちろん悔しいがしっかりと切り替えて日本のために戦う意識を持つことが大切だ。きょうも多くのサポーターの方が盛り上げてくれたが応援が多いほど血が騒ぐのでインドネシア戦では子どもたちを含めて応援してくれる人たちのために勝利を届けたい」と意欲をみせました。
また、自身が目標とする日本選手初のワールドカップ5大会連続出場を見据え、「アピールしていかないといけないのでしっかりピッチに立つ準備をして出場することができれば暴れたい」とみずからを鼓舞していました。
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