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【泉佐野市】「赤ちゃんポスト」熊本市長が設置方針示した大阪府泉佐野市長と連携へ…「母子の命に向き合う覚悟は尊い」(読売新聞)

大阪府泉佐野市が親が養育できない子を匿名で託せる「赤ちゃんポスト」の設置方針を公表したことを受け、熊本市の大西一史市長は30日、泉佐野市の千代松大耕市長と連携していく考えを示した。

 大西市長は、同日昼に千代松市長と電話で話し合ったことを明かした。今後、職員も交えて情報共有や議論を重ねていくことを打診したという。「どのように母子の命を守っていくのか、自治体として向き合う覚悟を示されたことは尊い」と述べた。

 先行して取り組んでいる慈恵病院(熊本市西区)の蓮田健理事長は、賛育会病院(東京都墨田区)が3月から赤ちゃんポストの運用を始めたことを念頭に「熊本からは距離がある東京や大阪に設備ができることはありがたい」と語った。

 慈恵病院は赤ちゃんポストや病院の担当者のみに身元を明かす「内密出産」に関する指針を28日に公表している。支援体制の現状や出自情報の開示手順などを独自にまとめており、7月にもホームページで公開する予定で、「文書として読んでいただき、関係者に理解を深めてほしい」と話した。

 赤ちゃんポストは、慈恵病院が2007年に「こうのとりのゆりかご」として全国で初めて設置した。

読売新聞

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