熊取町で２００３年５月、小学４年だった吉川友梨さん（３１）が行方不明になった事件から２０日で２２年となるのに合わせ、府南部の読売新聞販売店（ＹＣ）２６店は、友梨さんに関する情報提供を呼びかけるチラシ約４万３０００枚を２０日付朝刊に折り込んだ。
友梨さんは０３年５月２０日午後３時頃、下校途中に自宅近くの路上で目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。府警は昨年５月、現在の姿を推測した似顔絵を公開するなど捜査を進めている。
府警は、地域に広く配達される新聞の折り込みチラシに着目し、ＹＣに協力を依頼。チラシには、七山交差点など現場周辺の写真や、当日の天気、放送されていたテレビ番組名などを掲載し、「よく見て思い出してください！」と呼びかけている。
大阪読売防犯協力会の出射健一郎会長（５１）は「風化させないことが大切。友梨さんが帰ってくる日まで協力を続けたい」と話した。
写真＝情報提供を呼びかけるチラシを府警の捜査員から受け取る出射会長（熊取町で）
この記事へのトラックバックはありません。