大阪調理製菓専門学校(泉大津市)を運営する学校法人村川学園の学生19人が2月上旬、料理研修のため、フランス・トゥーロン市のアンヌ・ソフィー・ピック高校を訪れた。高校内にあるレストランで地元・泉州の食材を使って和食などを調理し、一般市民約80人に提供した。
トゥーロン市は仏南部の地中海に面する観光地。同高校は調理師などを目指す生徒が学ぶ職業高校で、学園は生徒の研修を受け入れるなど一昨年から交流している。
学園は大阪・関西万博に向けて泉州地域をグルメで盛り上げようと、自治体とともに「泉州美食EXPO」を展開している。今回は、トゥーロン市と地理的環境や食資源の豊富さなどが似ている阪南市が地酒や食材を提供するなどして協力。現地であまり知られていない日本の家庭料理を知ってもらい、市同士の交流も深めようと企画した。トゥーロン市副市長や在マルセイユ日本国総領事らも客として参加した。
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