泉州ニュース

【和泉市】防災備蓄倉庫整備 7月新築設計 26年度着工へ(日刊建産速報社)

和泉市は、旧消防本部を除却し、新たに「(仮称)防災備蓄倉庫」の整備を計画している。25年度4月から除却設計、7月から新築設計、11月から除却工事に、26年度10月から新築工事に着手し、27年度6月の完成、28年3月の供用開始を予定している。

 同市は、21年6月の庁議において、北西部地域公共施設の再編成に係る事業を進めるうえで、基本となる配置計画で、旧消防本部は、除却は行わず書庫・倉庫、防災備蓄倉庫として跡地活用(25年度供用開始予定)する意思決定したが、24年1月の能登半島地震を受け、同年6月に大阪府域救援物資対策協議会から今後の大規模災害時における災害用備蓄品に関する備蓄方針が示されたことから、本市でも備蓄品目、備蓄数量、備蓄場所について「和泉市防災備蓄倉庫整備計画」を新たに策定し、現在の備蓄品に加え、新たな備蓄品(災害用トイレ、簡易ベッド、簡易テント、ブルーシート)を備蓄する必要がある。また、大規模災害時には国や都道府県等からプッシュ型による備蓄品が配送されて来るため、受け入れ可能なスペースを確保しておく必要があり、整備を再検討した結果、旧消防本部を除却して、跡地に「(仮称)防災備蓄倉庫」を新たに整備する。

 新防災備蓄倉庫は、近年新たに求められている品目や大容量物資簡易ベッド、簡易テント等の配備を基本に、大型車両(10tトラック)による迅速で効率的な搬入が可能となるよう消防本部跡地への整備を検討し、規模は延750㎡以上とする。概算事業費は設計2800万円、除却工事1億1000万円、新築工事2億5200万円の合計3億9000万円。

日刊建産速報社

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