泉州ニュース

ピーチ パイロット飲酒検査せず乗務 厳重注意 国土交通省(NHKニュース)

航空会社のピーチ・アビエーションのパイロット2人がアルコール検査を実施せずに乗務していたなどとして国土交通省は会社に対し厳重注意の行政指導を行いました。

国土交通省によりますと、ピーチ・アビエーションの機長と副操縦士は、先月(1月)、航空法で定められたアルコール検査を忘れたままシンガポール発関西空港行きの便に乗務したということです。
この際、アルコール検査の管理担当者もシステム上に結果が届いていないと表示されていたにもかかわらず、確認していませんでした。
さらに機長は、勤務開始のおよそ11時間前、運航規程での禁酒時間内だと知りながら缶ビール2本を飲んだうえ、その後の会社からの聞き取りに対し時間外だったとうその説明をしたということです。
2人は会社で定められた検査は実施し、アルコールは検出されなかったということです。
会社の聞き取りに対し2人は「不慣れな空港で運航に意識が向いており、検査することを失念してしまった」と話したほか、機長はうその説明について「ばれないと思った」と話したということです。
運航当日にアルコール検査の別の担当者が検査をしていないことに気づいて発覚したということで、国土交通省は14日、ピーチ・アビエーションに対し厳重注意の行政指導を行い、来月(3月)7日までに再発防止策を報告するよう求めました。
ピーチ・アビエーションは「事態を重く受け止め要因分析を確実に行ったうえで飲酒対策を含めた安全に対する意識の再徹底、アルコール検査体制の再構築を行うなど信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

NHKニュース

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