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関空、旅客10%増274万人=9月実績

 関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2025年9月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比10%増の274万4606人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると15%増で、コロナ前の実績を2カ月連続で上回った。

25年9月の総旅客数が274万人だった関西空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 国際線の旅客数は13%増(19年同月比15%増)の215万5839人で、3年8カ月連続で前年を上回った。このうち外国人旅客は12%増(37%増)の158万9553人で、速報値として3年7カ月連続の前年超え。1年8カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は18%増(20%減)の55万8388人で、4年6カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は40%減の7898人だった。

 国内線の旅客数は2%減(1%減)の58万8767人で、3カ月連続で前年を下回った。

 発着回数のうち、一方、国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は6%増(4%増)の1万7332回で、4年6カ月連続で前年を上回った。国際線全体では10%増(7%増)の1万3545回で、4年4カ月連続で前年超え。このうち旅客便は11%増(4%増)の1万1880回で4年6カ月連続で前年を上回った。貨物便は前年同月比2%増の1503回。2019年同月比でも31%増で高水準となった。国内線は8%減(6%減)の3787回だった。

 国際貨物量は2%増(1%増)の6万4398トンで12カ月(1年)連続で前年を上回った。国内貨物量は42%減の598トンだった。

 伊丹空港の旅客数は9%増(19年同月比2%増)の140万8349人。発着回数は前年同月並み(19年同月並み)の1万1203回で、貨物量は3%増の7474トンだった。

 4月に国際チャーター便の運航が始まった神戸空港は、総旅客数が18%増の37万2759人。国際線は4万5846人で、このうち外国人旅客は3万6160人、日本人旅客は9686人だった。国内線は4%増(19年同月比8%増)の32万6913人だった。総発着回数は8%増の3078回で、国際線が321回、国内線は3%減(1%減)の2757回だった。

関空、旅客10%増274万人=9月実績(Aviation Wire)

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