桃山学院大学、2026年4月に工学部を新設 — 南大阪エリア初の私立大学工学部として正式認可
桃山学院大学(大阪府和泉市)は、2026年4月に「工学部(工学科・入学定員160名)」を新設することが、文部科学大臣より正式に認可されました。南大阪エリアで初となる私立大学の工学部として、地域社会や産業界からの強い期待に応えるものです。
本工学部は、文部科学省が推進する「大学・高専機能強化支援事業」にも選定されています。この事業は、デジタルやグリーン分野をはじめとする成長領域で活躍する高度専門人材の育成を目的としており、本学の教育内容の先進性や地域課題への対応力が高く評価されました。
新設される工学部では、特に地域のニーズが高い 「機械システム工学」「電気電子システム工学」「都市デザイン工学」 の3分野をカバー。インフラ整備から次世代産業まで、幅広い領域で社会の課題解決に貢献できる人材育成をめざします。また、すでに38の企業・行政機関等との連携を進めており、優れた技術を持つ中堅・中小企業が集積し、さらなる発展が見込まれる南大阪を中心に地域を実践的な学びのフィールドとすることで、学生は現場で必要とされる実践力を培います。
桃山学院大学工学部は、学内外の多様なパートナーと協力しながら、地域の成長と未来を担う新時代のエンジニアを育成し、地域社会の持続的発展に貢献してまいります。
工学部特設サイト:https://www.andrew.ac.jp/engineering/
(※学びの特徴、カリキュラム、就任予定教員一覧、連携企業・行政等一覧、施設紹介、入試情報等公開しました)
【本件ポイント】
◎桃山学院大学は、2026年4月に南大阪エリア初の私立大学「工学部」を開設。
(2025年10月28日に文部科学大臣より設置認可)
◎文部科学省「大学・高専機能強化支援事業」支援1にも選定されています。
◎工学部の開設により、桃山学院大学は8学部体制となり、文理総合大学へと進化します。
◎2025年3月に連携・協力に関する協定を締結した大阪公立大学工学部・大学院工学研究科をはじめ、38の企業・行政等と連携。基本に忠実な工学の専門教育と、新しく実践的な学びを両立します。
◎2026年8月には、工学部の拠点となる工学部新棟が完成予定です。
◎2025年11月から工学部一期生の募集もスタートします。
【詳細】
●設置認可の概要
| 学部名称 | 工学部 |
| 学科名称 | 工学科 |
| 専攻 | 機械システム工学専攻電気電子システム工学専攻都市デザイン工学専攻 |
| 学位 | 学士(工学) |
| 開設時期 | 2026年4月 |
| 設置場所 | 和泉キャンパス(大阪府和泉市) |
| 入学定員 | 160名 (収容定員640名) |
| 学費(初年度) | 1,595,000円(入学金:230,000円、授業料:1,365,000円) |
●3つの連携で実現する「課題解決型工学部」

- 【大阪公立大学】との大学間連携大阪公立大学工学部・大学院工学研究科とは、2025年3月31日に連携・協力に関する包括協定を締結しました。大阪公立大学前学長(工学博士)をはじめとする5名の教員が本学工学部のアドバイザーとして参画し、カリキュラムを設計。さらに、同大学で副学長や学部長・研究科長を歴任した方々、ならびに専門分野で顕著な実績を有する10名の教員が本学に着任することが決定しており、質の高い教育・研究体制の構築が着実に進んでいます。
- 【企業・行政等】との産学官連携大阪ガス・JR西日本・NEXCO西日本・和泉市をはじめ、工学部では関西最大規模となる38の企業・行政等と連携予定。給与をもらいながら就業体験するインターンシップ(コーオプ教育プログラム※選抜制)や、企業データの分析を含む提案など、実践的授業で専門知識を磨きます。
- 【情報・データサイエンス/ビジネス】との学問連携専門的な知識や技術といったエンジニアとしての資質に加えて、情報・データサイエンスやビジネスについても横断的に学ぶことで、実社会に応用する資質を身につけることができます。
➡この3つの連携により、基本に忠実な工学の専門教育と、新しく実践的な学びを両立。
工学に「データ」と「ビジネス」の力を。技術と実践力で切り拓く、新時代のエンジニアを育成します。
●きめ細やかなサポート体制
本工学部では、入学後に専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」を導入します。入学後の1年間で、3専攻の学びについての講義や説明、関連企業の講演・見学を通して進路を具体的にイメージできる機会を提供。その上で1年次の終わりに専攻を決定することで、専攻選択におけるミスマッチの防止を図ります。
教育体制においては、学生17人に対して教員1人という関西私大トップクラスの少人数教育を実現。大手メーカー等での豊富な実務経験を持つ実務家教員(産学官連携コーディネーター)がゼミ担当教員と連携し、企業との橋渡し役を担うことで、学びと社会との接続を強化します。
新設学部ならではの柔軟な体制のもと、教員とスタッフが連携し、学生一人ひとりにきめ細かい支援を提供。
これまでの大学教育の枠組みにとらわれない、実践的かつ多様な学びを展開する環境を整えています。
●工学部の入試について
2026年4月入学に向けて、11月より出願受付を開始します。
数学+理科での受験が可能な「公募制推薦入試(前期)」や、「総合型選抜(併願制11月工学部日程)」については、11月1日~出願受付開始となります。
工学部においても、入学辞退者の入学申込金が実質5万円となる「入学申込金返金制度」の対象に!
全ての併願制入試で2026年3月12日までに入学辞退の申し出があった場合、18万円(入学申込金23万円の約8割)を返金します。
●2026年工学部新棟完成予定!
工学部の実験・実習がスタートする2026年度秋学期に合わせ、2026年8月には、地上5階建て、約5,600㎡の工学部新棟が竣工予定。ものづくり工房や各種実験室、研究室など、工学の学びを支える施設や機器を整備します。


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