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【堺市】観光気球 運行始まる

 世界遺産に登録されている国内最大の前方後円墳・ 大山だいせん 古墳(仁徳天皇陵古墳、堺市)を空から眺める観光気球の運行が7日、始まった。4日からの開始予定だったが、悪天候のため延期されていた。7日は快晴の下、来場者は地上からは大きすぎて見られない「鍵穴」の形をした古墳の全体像を観覧し、大阪の新たなシンボルを体感した。

 2019年の 百舌鳥もず ・古市古墳群の世界遺産登録を機に堺市が「観光の起爆剤に」と計画。近くの大仙公園にある発着場から上空100メートルまで一気に上がると、「世界三大墳墓」の一つにも数えられる仁徳天皇陵古墳を中核とする百舌鳥古墳群の大小44基の古墳の眺望を楽しめる。

 和歌山県有田市の中井龍介さん(27)は「『鍵穴』を見て世界遺産の価値を初めて実感できた。大阪の街も一望でき、一生忘れられない思い出になった」と笑顔を見せた。

 大阪市住吉区の大学3年生、藤村花音さん(20)は「上空から古墳の全景を見て『こんなに大きかったのか』と驚いた。気球に乗るのは初めてだけど、すごくきれいな景観に感動した」と話した。

 午前10時(10日までは午後1時)~午後6時。原則として年中無休だが、強風などの場合は休止する。

上空から古墳群「価値実感」(読売新聞)

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