堺市は、都市計画道路の整備効果を検証し、未事業化路線の構造検討を進めるため、「都市計画道路整備効果等調査検討業務」の一般競争入札を実施する。参加申請の締め切りは10月10日で、資格結果は15日に通知。入札は11月10~11日に受け付け、12日に開札される。履行期間は2026年3月末まで。
参加資格は、市の入札参加資格「調査(その他調査)」に登録していることが前提。さらに、2020年度以降に国や都道府県、政令市で道路整備効果や道路構造検討に関する業務を元請として実施した実績が求められる。また、業務に携わる技術者には、技術士(道路部門など)やRCCM(道路)の資格が必要とされる。
業務内容は、堺市の「堺グランドデザイン2040」や「都市計画マスタープラン」など関連計画の整理に加え、国の審議会や委員会の動向調査、接続道路や大規模開発の情報収集を含む。さらに、整備段階ごとの効果を、渋滞緩和や温室効果ガス排出量、救急搬送時間、費用対効果といった指標で検証する。道路概略設計も行い、片側2車線・延長約1.1キロ・幅員25メートルのモデルを示す予定だ。
堺市は今回の調査結果を踏まえ、都市計画道路の整備方針をより具体的に検討していく考えだ。
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