3年前(2022年)、大阪・堺市で元交際相手の大学生だった女性を刃物で刺して殺害した罪などに問われている被告の2審が18日、大阪高等裁判所で始まり、被告側は、改めて無罪を主張しました。
大阪・貝塚市の無職、山本巧次郎被告(26)は、2022年8月、堺市西区の路上で、元交際相手で当時、大学生だった女性(20)の胸などを包丁で刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われています。
1審で被告側は「当時、精神障害の影響で責任能力がなかった」などと無罪を主張しましたが、大阪地方裁判所堺支部は退けて懲役20年を言い渡し、被告側が控訴していました。
18日に大阪高等裁判所で2審が始まり、弁護側は「1審の判決は動機に関する認定などを誤っていて不当だ」などと改めて無罪を主張しました。
一方、検察は、控訴を退けるよう求めました。
その後、被告人質問が行われ、被告は「犯行時のことは思い出せない」と述べました。
裁判では今後、被告の精神鑑定を行った医師の証人尋問などが行われ、来年2月10日に判決が言い渡される予定です。
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