堺市は、SMI都心ラインの導入に向け、プラットホーム正着実証実験及び、走行空間実証実験、パークレット実証実験の実施支援及び実験に関する各種調査、効果検証を行うため「令和7年度SMI都心ライン実証実験実施支援業務」の一般競争入札を実施、入札金額3136万円で建設技術研究所が落札した。
SMIプロジェクトの推進により、便利・快適でバリアフリーな移動環境や、滞在・交流できるウォーカブルな都市空間の実現、拠点間ネットワークの構築などをめざしており、今年度、公共交通の利便性向上や自動運転バス等の最新技術の活用等に係る実証実験を実施。本業務は本実証実験の実施支援及び、実証実験に関する各種調査、実証実験で使用する自動運転バスのプラットホームの設置及び、走行空間形成に必要となる停車帯の一部拡幅、パークレットを設置し、その有用性に関する効果を検証する。
内容は▼実証実験=実験①(自動運転バスの正着実験、SMI都心ラインでめざしているプラットホームへの正着の実現に向け、プラットホームを暫定的に設置し、自動運転車両の正着精度を検証)実験②(走行空間実証実験、SMI都心ラインの自動運転バス走行ルートにおいて、停車車両等が走行車線にはみ出して停車しないよう歩道の一部を活用して停車帯を一部拡幅することで、自動運転車両の走行空間を確保し、自動運転率向上に向けた停車帯の拡幅効果や運用について検証)実験③(パークレット設置における空間活用実験、SMI都心ラインをはじめバスの乗降場所付近における待合環境の改善に向け、パークレットを暫定的に設置し、その効果や運用について検証)▼計画準備=作業内容、作業計画及び作業実施工程を作成▼プラットホーム及びパークレットの仮設置計画の検討=プラットホーム及びパークレットについて、道路構造令による車道及び歩道幅員の確保等に留意して、設置計画図平面図、標準断面図、施設構造図など必要なもの)を作成▼関係機関協議資料の作成=本実証実験の実施に当たって、実施計画書(安全管理計画等を含む)等を作成することとし、作成にあたっては、適切な手法や時期などについて、発注者と検討・協議すること。プラットホームの暫定設置、停車帯の一部拡幅及びパークレットの暫定設置に関し、交通管理者や道路管理者、地元への実験概要の説明や各種申請書に添付するための協議資料を作成。また、道路占用や道路使用等の各種協議・申請書類は受注者により作成▼プラットホームの暫定設置、停車帯の一部拡幅及びパークレットの暫定設置=プラットホーム及びパークレットの仮設置計画の検討や関係機関協議などを踏まえ、プラットホーム及び停車帯の一部拡幅及びパークレットの製品等を調達し、設置を行う▼実証実験支援=正着実験の検証、交通量調査、設置効果の検証、パークレットの設置、設置効果の検証、清掃▼打合せ▼報告書作成。履行期間26年3月31日まで。
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