勇壮さで知られる大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」が13日、始まった。「ソーリャ、ソーリャ」という曳き手の力強いかけ声とともに、重さ約4トン、高さ約4メートルのだんじりが豪快に市内を駆け巡った。
この日は早朝から岸和田と春木の両地区で、計34台のだんじりが太鼓や笛の音とともに市街地に登場。だんじりの速さを維持しながら、曲がり角で豪快に向きを変える「やりまわし」が披露されると、観客からは大きな歓声が上がっていた。
14日は、市内3カ所の神社にだんじりを曳き入れる「宮入り」でクライマックスを迎える。
だんじり祭は五穀豊穣(ほうじょう)を願い、約300年前の江戸時代に始まったとされる。
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