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【堺市】瓦町公園周辺ゾーンの再開発で準備組合発足/2025年秋にも事業協力者選定(日刊建設工業新聞)

 堺市の都心部・堺東エリアの都市拠点整備として計画される瓦町公園周辺ゾーン約1ヘクタールの再開発事業に向け、地権者で構成する「北瓦町一丁地区市街地再開発準備組合」が発足した。現在、事業協力者の選定に向けた検討が進められており、今秋にも候補者を絞り込むとしている。
 準備組合は3月26日に設立された。構成者数は現時点で地権者全17者中10者(堺市含む)となっている。事業協力者の決定後、施設構想の検討や都市計画決定に向けた動きが本格化する見通しだ。
 瓦町公園周辺ゾーンは南海高野線堺東駅の西側で堺区北瓦町1に位置し、商店街に隣接しながらも駅からの距離があるため人通りが乏しく、駐車場などの低未利用地が点在している。
 堺市は2024年7月に「堺東エリアの市街地整備に向けた基本的な考え方」を策定し、商業・サービス機能や広場の導入、居住機能の確保により、堺東駅から商店街を中心としたにぎわい創出と回遊性の向上を目指す。具体的には環境先進の都市型住宅や地域住民、来街者が交流できるオープンスペースといった整備に取り組むこととした。
 25年度は推進検討支援業務をユーデーコンサルタンツに委託。再開発に向けた交通量や電波障害、車両動線の調査、都市計画図書案・事業計画案の作成支援、勉強会の開催などを進めつつ、地権者間の機運醸成と合意形成を図る。履行期間は26年3月31日まで。

日刊建設工業新聞

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