大阪府内の出荷量が全国1位のキクナ(シュンギク)をもっと知ってもらおうと、府が「泉州きくなプロジェクト」に取り組む。夏休みでにぎわう関西空港でもPRキャンペーンがあった。
キクナは、府南部の泉州地域を中心に栽培される。寒い時期の鍋物用のイメージが強いが、府内産のキクナは、やわらかく、あくが少ないため、サラダなど生でもおいしく食べられる。プロジェクトでは、新たな食べ方による需要の拡大と、生産者の育成などに取り組んでいる。
関空で13日にあったPRキャンペーンでは、キクナを使った草餅の試食もあり、空港の利用客らは「香りがいい」などと話し、笑顔を見せていた。府泉州農と緑の総合事務所の担当者は「需要を増やし、単価を上げていきたい。生で食べてもらうと、意外とおいしいとの声が聞かれる。まだ気づかれていない部分もあるので、アピールしていきたい」と話した。
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