堺市は、大仙公園周辺の旧大阪女子大学跡地に整備を計画している「(仮称)堺ミュージアム」の基本構想案を取りまとめました。3~4月にパブリックコメントを実施し、6月に基本構想を策定する予定です。2026年度当初予算案には約4,800万円を計上し、基本計画策定や既存博物館建物の改修内容・費用の検討に着手します。
現在の堺市博物館は1980年開館で、老朽化や収蔵環境の限界、デジタル技術導入の制約が課題となっています。世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産である仁徳天皇陵古墳周辺を整備予定地とし、歴史・文化の継承と発信の拠点化を目指します。
基本理念は「ここに来れば堺が分かる知の集積拠点」など5項目。活動方針では、資料の収集・保管・研究の強化、ミュシャ・コレクションを含む美術作品の一元管理、デジタル活用による学習機会の拡充、市内周遊促進、学校連携、地域協働、ユニバーサル対応の推進などを掲げています。アジア太平洋無形文化遺産研究センターとの連携による無形文化遺産の発信も位置付けました。
施設機能は、調査研究、収集・保管、展示、教育普及、市民交流、観光集客、管理運営、無形文化遺産連携の各機能を想定。大規模展や巡回展に対応する展示室、災害時の資料応急処置設備、ショップやカフェ整備も検討します。
運営手法は直営、指定管理、PFIなどを比較検討。中央図書館センター機能や公文書館機能との複合化も視野に入れ、歴史文化関連施設の中核館としての役割確立を図ります。








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