大阪府泉大津市が進める食育の取り組みとして、公立就学前施設で提供されている人気おやつ「おづみんパン」が2月17日からリニューアルされます。乳幼児期からの食育を通じ、“生きる力”を育む取り組みが広がっています。
おづみん焼き印入りに進化
令和7年度から月2回、公立園のおやつとして提供されている米粉入りの「おづみんパン」。
2月17日からは、市のマスコット「おづみん」の焼き印が加わり、より親しみやすい姿になります。
このパンは、食育アドバイザーの中塚由子氏と、洋菓子店FLOUR(フラワー)との連携で開発。
原材料へのこだわり
- 小麦粉:北海道産「春よ恋」
- 砂糖:きび糖
- 油:米油
- 添加物不使用
1歳児でもかじり取り・咀嚼できる硬さになるよう、小麦粉と米粉の配合を何度も調整して完成した特別仕様です。
金芽米と和食中心の給食
市内すべての公立園と一部民間園では、栄養価の高い「金芽米」を使用。
ビタミンB₁や食物繊維が豊富で、腸内環境や免疫力向上が期待されています。
副食は和食中心。有機野菜や地元野菜を積極的に取り入れています。
さらに「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」に基づき、農山村地域と連携協定を締結し、安定供給体制を整えています。
五感で学ぶ「にじいろクッキング」
5歳児を対象に実施されている調理体験。
- 昆布とかつお節で出汁を取る
- 出来たての出汁を味見
- 切干大根の香りを体験
五感を使った学びを重視しています。
また、旭松食品株式会社の協力により、高野豆腐など乾物の魅力も伝えています。
保護者向け「きがるにクッキング」
日々忙しい保護者が気軽に参加できる料理体験。
「料理が苦手でも安心」「参加してよかった」という声が多く寄せられています。
保育士への食育研修も実施
令和6年度から新規採用保育士向けに食育研修を実施。
日常の声かけや関わり方が、子どもの食への興味を育む重要な要素であると位置づけています。
「食の自立」を目指して
泉大津市は、乳幼児期からの積み重ねを通じて「自炊できる子ども」を育てることを目標に掲げています。
子どもだけでなく、保護者・保育士を巻き込んだ包括的な食育モデルが特徴です。
“食べることは生きること”——その理念を、日常の給食と体験の中で具体化しています。







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