人・文化

堺発スタートアップが三菱商事アワード受賞 マレーシアで自律航行技術を提案

大阪府堺市に本社を置く船の自動運転技術スタートアップ「株式会社エイトノット」が、マレーシア・クアラルンプールで開催された『Malaysia-Japan Fast Track Pitch 2025』において三菱商事アワードを受賞した。

■ スマートシティ課題に「自律航行」で提案

同イベントは、マレーシア企業6社が提示する課題に対し、日本・ASEANなど世界中の企業が解決策を提案する国際的なオープンイノベーションプログラム。選出企業は現地でピッチを行い、課題提示企業と協業しながら実装を目指す。

エイトノットは、三菱商事が掲げた
「ジョホール・シンガポール特別経済区における高生産性スマートシティの実現」
というテーマに対し、自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」の活用を提案した。

主な構想は以下の通り。

  • ジョホール・シンガポール・コーズウェイの渋滞対策としての自律航行フェリー運航
  • リゾートアイランド向けの観光クルージングパッケージ展開
  • 水上モビリティを活用した都市生産性向上モデル

水上交通を都市インフラの一部として再設計する提案が評価された形だ。

■ 「海のDX」を掲げる堺発企業

エイトノットは2021年設立。
小型船舶向け自律航行技術の開発を軸に「海のDX」「船舶のロボット化」を推進している。

同社の「AI CAPTAIN」は、

  • 高性能センサー・カメラによる周辺認識
  • AIによる最適航路の自動選択
  • 乗組員の負担軽減・安全性向上
  • 運用コスト最適化

を特徴とする自律航行プラットフォーム。国内での実装を拡大中で、2027年には北米進出も予定している。

■ 今後の展開

今後は三菱商事と協業し、今回のピッチ内容の具体化に向けた議論を開始する予定。

堺市北区・S-Cubeに本社を置くスタートアップが、ASEANのスマートシティ構想に食い込む形となった。
泉州発テクノロジー企業の海外展開としても注目される動きだ。

エイトノットが『Malaysia-Japan Fast Track Pitch 2025』で三菱商事アワードを受賞 | 株式会社エイトノットのプレスリリース

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