関西エアポートグループが発表した2025年12月の利用実績(速報)によると、関西国際空港の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比3%減の約271万7千人となった。新型コロナウイルス流行前の2019年12月と比べると6%増で、コロナ前水準は5カ月連続で上回ったものの、前年同月比では減少に転じた。
特に影響が大きかったのが訪日外国人客で、外国人旅客数は前年同月比6%減の約171万9千人。2022年1月以来、3年11カ月ぶりの前年割れとなった。背景には中国人旅客の大幅減があり、中国からの訪日客は前年同月比39%減の約34万4千人に落ち込んだ。前年は外国人客全体の25%を占めていたが、12月は16%まで低下している。
一方、日本人旅客は前年同月比16%増と堅調で、国際線全体ではコロナ前水準を1年11カ月連続で上回った。国内線の旅客数は約49万6千人で、前年同月比9%減と2カ月連続のマイナスとなった。
発着回数も減少傾向で、関空の国際・国内線を合わせた総発着回数は前年同月比4%減。国際線旅客便では中国便が40%減と大きく落ち込み、路線構成の変化が鮮明となっている。一方、国際貨物便は高水準を維持し、貨物量は前年を上回った。
関西エアポートグループでは、訪日需要全体は依然として高水準にあるものの、国・地域別では回復にばらつきが出ているとしており、泉州地域の玄関口である関空の今後の動向が注目される。





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