29日午前、大阪・堺市のポンプ場で作業員2人が倒れて、一時、意識がない状態で病院に搬送されました。二酸化炭素が漏れていることを知らせる警報が鳴ったということで、警察や消防が詳しい状況を調べています。
29日午前10時すぎ、大阪・堺市堺区の「古川下水ポンプ場」で作業員2人が倒れていると消防に通報がありました。
警察によりますと、倒れていたのは20代と40代の男性作業員で、意識がない状態で病院に搬送されましたが、その後、意識が戻ったということです。
搬送された2人を含む作業員4人が消防設備の点検をしていたところ二酸化炭素が漏れていることを知らせる警報が鳴ったということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。
現場は南海電鉄の堺駅から北西におよそ600メートル離れた工場などが建ち並ぶ地域です。
「古川下水ポンプ場」はことし4月に完成
「古川下水ポンプ場」は、豪雨の際に排水路などから水があふれる「内水氾濫」を防ぐため、堺市がことし4月に完成させた大規模なポンプ場です。
近くにある2か所の老朽化したポンプ場を統廃合した形で整備され、地上3階・地下4階の構造で、1分間に、25メートルプールおよそ4杯分の水を排出することができます。
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