貝塚市、貝塚駅周辺まち基本計画案 駅前広場優先整備
貝塚市は、南海貝塚駅周辺の将来像を示す「貝塚駅周辺まちづくり基本計画(案)」を作成し、2025年度末の策定を目指している。長年未着手となってきた駅前広場や都市計画道路の整備を柱とし、まず駅前広場を「優先整備エリア」として段階的に整備を進める方針だ。
南海貝塚駅東側では、1970年に都市計画決定された駅前広場や道路が整備されないまま50年以上が経過。空き家の増加や防災・防犯面の課題に加え、市民アンケートでは「にぎわい不足」「文化・商業施設の不足」を指摘する声が多く寄せられていた。
計画案では、まちづくりのテーマとして①都市拠点としての利便性・機能性向上、②にぎわいの創出、③ウォーカブルなまちの形成、④歴史文化資源の活用、⑤緑と憩いの充実、⑥防災性の向上――の6点を掲げている。
駅前広場の整備は、2026~2028年度に測量や基本設計、都市計画の見直しを行い、2029年度に事業認可、2030年度からの事業着手を目標とする。海側は既存施設を生かしたソフト施策を中心に、山側は駅前広場と都市計画道路の整備を行政主体で進める。
市は、都市基盤整備にあわせて民間による土地利用更新を支援し、官民連携による駅周辺の活性化を図るとしている。









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