堺市、津久野駅周辺再整備基本構想 東西住来環境改善等
東西往来環境の改善や住宅更新へ
堺市は、JR津久野駅周辺の一体的な市街地再整備に向けた共通方針となる「津久野駅周辺再整備基本構想」を策定した。地域住民や事業者、行政が連携し、都市機能の更新を進めるための将来像や取組の方向性を示している。
今年度は、地元の機運醸成や合意形成に向けた活動支援を行うとともに、駅前拠点にふさわしい都市機能更新の検討を進める。併せて、津久野駅東西の往来環境の改善や市街地住宅の更新に向け、JR西日本やUR都市機構など関係者との協議・調整を行う。
津久野駅周辺は、昭和30年代からの土地区画整理事業により市街地が形成され、近年は大型商業施設の開業やUR団地の建替え、堺市立総合医療センターの移転などが進んだ。一方で、老朽化した住宅の更新や駅東西の移動の不便さなどが課題となっており、市は同エリアを都市再開発方針の「2号地区」に位置付けている。
基本構想のコンセプトは「安全で居心地の良いサードプレイスの形成」。取組方針として、①駅東西を結ぶ自由通路整備などによる安全・快適な交通環境の構築、②生活利便性向上や滞留空間創出による生活・活動拠点の形成、③住宅更新や避難場所確保による災害に強い市街地づくり、④住民参画による都市機能更新の推進――を掲げている。
堺市は、同構想をもとに、地域主体のまちづくりと駅周辺の魅力向上を段階的に進めていく方針としている。










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