大山古墳がある堺市、万博で宿泊客数・宿泊料・観光消費額トリプル増…36.8億円の経済効果
堺市は12月17日、大阪・関西万博の開催による市内への経済波及効果が**約36億8,000万円(速報値)**に上ったと発表した。宿泊者数や宿泊料収入、観光消費額がいずれも前年を上回り、「トリプル増」となった。
市の試算によると、万博開催期間中の市内宿泊者数は74万2,000人で、前年同期比19万6,000人増加。このうち訪日外国人客(インバウンド)は25%を占め、6ポイント上昇した。宿泊料収入は63億8,000万円と、25億8,000万円増えた。
また、国内旅行者による飲食や買い物などの観光消費額は101億8,000万円で、11億円の増加。世界遺産・大山古墳に隣接する大仙公園エリアの来訪者数は16万人となり、33%伸びたという。堺旧港と万博会場を結ぶクルーズ船の利用者は4万7,361人だった。
永藤英機市長は「海外との交流が深まり、多くの人に堺を知ってもらえた。万博のレガシーを継承し、未来につなげたい」とコメントしている。










この記事へのコメントはありません。